研究課題
基盤研究(B)
代表者は水素分子の光解離によって生成するH(2p)原子ペアは量子もつれ状態にあることを理論的に指摘した。本研究では、その予測を検証し、量子もつれ状態を確定し、量子もつれ原子ペアの示す崩壊ダイナミクスを解明することを目的とした。原子ペアの量子もつれは、それが放出する光子ペアに転写される。そこで二つの真空紫外光子検出器を独立に回転できる装置により、Lyman-α光子ペアの角度相関関数と時間相関関数を様々な水素ガス圧力で測定した。得られた角度相関関数を代表者の理論予測と比較した結果、水素原子ペア中の少なくとも一方の磁気量子数が確定していないことがわかった。
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Conference Series
巻: 388 ページ: 012024(1-8)
10.1088/1742-6596/388/1/012024