研究課題
基盤研究(B)
タンパク質中の活性部位に発生した余剰エネルギーは、活性部位から周囲のタンパク質部分へと伝わり、タンパク質内を散逸する。われわれはアンチスト-クスラマンバンド強度が分子の余剰エネルギーの大きさを反映することを利用して、エネルギー散逸過程を観測することに成功した。時間分解紫外共鳴ラマン分光法と部位特異的アミノ酸置換法を用いることによって、チトクロムb562およびミオグロビンについて、アミノ酸残基単位でエネルギーの流れをとらえ、タンパク質のエネルギー散逸の距離依存性を明らかにした。
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J. Phys. Chem. B
巻: 115 ページ: 13057-13064
http://www.chem.sci.osaka-u.ac.jp/lab/mizutani/index-jp.html