研究課題
希土類元素から構成される磁性半導体EuSナノ結晶の光磁気機能増大を目的として、光照射によりプラズモン電場増強が発生する金ナノ粒子とEuSナノ結晶との接合を行った。この接合部位にはエタンジチオール、ヘキサンジチオール、デカンジチオール、およびアントラセン部位をふくむ3種類のチオール分子を用いた。これらのチオール分子によって架橋されたEuS-Auナノ結晶の光磁気特性(ファラデー効果)を測定したところ、EuSのファラデー効果はチオール分子の大きさに依存することが明らかとなった。さらに、このファラデー効果は金ナノ粒子の大きさにも依存することがわかり、金プラズモン電場増強下におけるEuSナノ結晶のファラデー効果は、連結分子および金粒子の最適な大きさが重要であることが本研究により明らかになった。
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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http://www.eng.hokudai.ac.jp/labo/amc/index.html