研究課題
基盤研究(B)
希土類錯体を基盤とし、ミリ秒程度の遅い磁化緩和過程を示す「単分子磁石」を対象に、遅い磁化緩和発現の機構解明と分子設計に基づく希土類錯体合成を行った。希土類金属イオンであるCe(III)、Nd(III)、Tb(III)、Dy(III)、Er(III)、Yb(III)を中心金属として用い、それぞれの電子構造に最適な分子構造を発案し、それらの錯体が単分子磁石として振る舞うことを実験的に証明した。特にCe(III)を基盤とする単分子磁石の合成は世界初のものである
錯体化学