研究課題/領域番号 |
23360022
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
高井 幹夫 大阪大学, 極限量子化学研究センター, 教授 (90142306)
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研究分担者 |
若家 冨士男 大阪大学, 極限量子化学研究センター, 准教授 (60240454)
阿保 智 大阪大学, 極限量子化学研究センター, 助教 (60379310)
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キーワード | 微小X線源 / 焦電体 / 分極 / 焦電係数 / レーザ励起 / 電子放出 / X線分析応用 / X線2次元イメージング |
研究概要 |
(1)レーザ励起焦電体からの電子放出とX線発生(高井) 焦電体結晶は焦電係数が大きく単結晶Zカットで高電圧発生に適したLiNbO_3およびLiTaO_3を用いた。電子放出およびX線計測装置に焦電体結晶を取り付け、高電圧発生と電子放出の基礎パラメータである励起レーザ波長、レーザ強度、焦電体結晶サイズ、雰囲気真空度、対向電極距離等を明らかにした。励起レーザは、UVレーザ(266nm、現有)と赤外レーザ(1047nm、現有)を用いた。さらに、励起レーザ強度に対する放出X線の強度とエネルギーを明らかにした。基礎パラメータの確定後、設備備品であるファイバーレーザ(CWまたはパルス動作)により焦電結晶を励起するための光学系を設計製作した。 (2)微小X線2次元透過イメージング(阿保) X線の放射角を明らかにし、X線分析応用で一番重要な透過イメージングを可能とするために、高速応答のX線用CCD検出器(設備備品)を用いたイメージングシステムを構築した。レーザ励起と同期したイメージング技術確立のためのソフトウェア構築に着手した。 (3)焦電体X線ヘッド設計と試作(若家) (1)と(2)の成果に基づいて、ファイバーレーザ、焦電体、雰囲気ガス、ターゲット電極を組み込んだ微小X線ヘッドの設計を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
交付申請書に記載した目的について、おおむねデータが得られている。
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今後の研究の推進方策 |
X線ヘッドの試作によるX線源の超小型化とファイバーによる光カップリング励起を研究開発の中心とする。また、X線2次元イメージングにより、応用技術の開発に着手する。
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