光学的非線形性を有する半導体材料を用いたレーザー光波長変換デバイスの高性能化に取り組んだ。周期空間反転GaAs/AlGaAsを用いた疑似位相整合(QPM)導波路素子の高効率化へ向けて,素子作製条件の最適化をおこなって伝搬損失の低減を図り,これまでで最小の伝搬損失(1.3 dB/cm @ 1.55 um)を実現した。電流注入AlGaAs QPM素子について初めてシミュレーションをおこない,現実的な電流注入条件の下で正味の利得が実現できること,その結果,極めて高い変換効率が達成可能であることを明らかにした。周期反転GaAs pn接合素子を初めて作製し,その電気特性,光学特性の評価をおこなった。
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