研究概要 |
生体内埋め込み駆動・発電デバイス用生体適合圧電材料MgSiO3(MSO)多層膜構造体の開発を行い次の成果を得た.(1)第一原理計算によるTi添加MSO混晶の発見とマグネトロンスパッタによる成膜により,圧電定数d33=354.8pm/Vを得た.(2)10層MSO膜のスパッタ成膜に成功し,ポストアニール温度676度により,d33=406.1pm/Vを得た.(3)Si/Ti/Cu/MSOモノモルフ型カンチレバー駆動デバイス創製に成功した.(4)MSO・PVDF圧電ポリマー利用ハイブリッド振動発電デバイスを開発し,加速度4.5G,周波数47Hzにおいて113μVおよび1.29μWを得た.
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