本研究では、新方式のナノ光造形法の研究と、光造形モールディングによるセラミックス機能デバイスの創製に関する研究を推進しました。ナノ光造形法に関しては、フェムト秒パルスレーザーと紫外レーザーを用いる2種類の手法を開発し、100nm以下の硬化線幅を得る基盤技術を確立しました。また、光造形モールディング技術の開発と応用に関しては、バイオセラミックスや圧電セラミックスを用いて、複雑な3次元形状を有するセラミックス構造体を作製し、医療や環境エネルギーなど幅広い分野へ応用できることを実証しました。今後、ナノ光造形とモールディング技術を組み合せて、高精度な3次元セラミックス機能デバイスを創製する予定です。
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