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2012 年度 実績報告書

高精度複合型ダイヤモンドツールの開発と微細構造デバイスへの応用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 23360067
研究機関千葉大学

研究代表者

森田 昇  千葉大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (30239660)

研究分担者 松坂 壮太  千葉大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (30334171)
比田井 洋史  千葉大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (60313334)
研究期間 (年度) 2011-04-01 – 2014-03-31
キーワード精密部品加工 / 工具 / CVD / ダイヤモンド
研究概要

本研究は、各種極微細加工用の高精度複合型ダイヤモンドツールの開発と微細構造デバイスへの応用を目的としている。
そこで昨年度までに(1) CVDダイヤモンドチップを合成するための最適な装置の開発、(2) リソグラフィー技術などを併用した種々の形状のCVDダイヤモンドチップの開発、(3) CVDダイヤモンドチップを高精度でシャンクに装着する装置の開発を行った.
本年度は以下の項目を行った.
(A)CVDダイヤモンド合成装置の改良:前年度試作したCVDダイヤモンド合成装置により収集した基礎データをもとに、さらに緻密で高精度なダイヤモンドを5um/hの速度での成膜が可能となるように装置に改良を加え,実際に合成実験を行った。
(B)高精度ダイヤモンドチップ接合装置の開発:これまでは簡単な手動式の顕微鏡下で接着剤を用いて接合していた.しかし,この方法では1um以下の位置決め精度で接合することが困難であった.そこで,本年度ではこれを精度良く接合する技術の確立を試みた.実際にシャンク先端とCVDダイヤモンド刃先を正確に位置決めする装置の設計と、CVDダイヤモンドをメタライズして、顕微鏡下での陽極接合によりダイヤモンドチップをシャンクに装着する技術を開発した。
(C)複合型CVDダイヤモンドツールの評価と改良:試作したダイヤモンドツールを用いて加工実験を行った.この加工データをもとに、より最適な形状の工具を作製した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

昨年度は,代表者が異動した関係で,やや遅れていたが,本年度では以下の項目を達成した.
(A)CVDダイヤモンド合成装置の改良:装置に改良を加え,高精度なダイヤモンドを5um/hの速度での成膜を実現した。
(B)高精度ダイヤモンドチップ接合装置を設計し実際にダイヤモンドチップをシャンクに装着する技術を開発した。
(C)複合型CVDダイヤモンドツールの評価と改良:試作したダイヤモンドツールを用いて加工実験を行った.
上記の成果は当初予定していた内容と概ね一致しており,予定通りである.

今後の研究の推進方策

概ね予定通りに研究が進行している.今後は加工実験に重点を置き,より高品位な加工の実現を目指す.同時に,学界などで成果発表を行う.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 旋削加工における背分力制御に関する研究2013

    • 著者名/発表者名
      山崎行浩,森田昇,比田井洋史,松坂壮太
    • 学会等名
      2013年度精密工学会卒業研究発表会発表論文集
    • 発表場所
      東京工業大学
    • 年月日
      20130313-20130315

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公開日: 2014-07-24  

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