研究課題/領域番号 |
23360091
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
三好 明 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (60229903)
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研究分担者 |
桑原 一成 大阪工業大学, 工学部, 教授 (00454554)
手崎 衆 富山大学, 大学院理工学研究部(工学), 教授 (50236965)
村上 能規 八戸工業高等専門学校, 総合科学科, 准教授 (70293256)
酒井 康行 福井大学, 工学(系)研究科(研究院), 講師 (70511088)
小口 達夫 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (90324491)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | 詳細反応機構 / 燃焼 / 熱工学 / 新燃料 / アルコール / エーテル / 芳香族炭化水素 |
研究概要 |
最終年度である平成25年度は、23年度に構築したアルカンの詳細反応モデルをベースに、24年度から着手したアルケンおよびアルコールのモデルのための速度則の構築を完了し、反応機構自動生成プログラムへの実装を行った。また類似の速度則の適用が可能と考えられるエーテル類についてもその反応機構の自動生成のために必要な速度則の検討を行った。代表的な例である、ジエチルエーテルの反応機構を量子化学計算により詳細に検討し、アルカンおよびアルコールの反応機構の違いを明確にした。 さらに芳香族炭化水素の詳細反応機構の速度則を検討するために、アルキルベンゼンの酸化反応に関する詳細な量子化学計算を行った。また、フェニルアルコールの反応機構における新たな反応機構に関する検討を行い、多環芳香族炭化水素への展開のために、二環の芳香族炭化水素である1-メチルナフタレンの反応機構の検討を行った。これらと並行して、急速圧縮機装置を用いて、低温酸化反応領域においてアルカンにベンゼンおよびアルキルベンゼン(トルエン・キシレンの3種の異性体・エチルベンゼン・クメン)を混合した燃料の、着火遅れ時間への影響を実測した。これらの実験結果は、概ね構築された反応機構によって説明できることが示されたが、いくつかの課題も明らかにされた。 これらの反応機構の構築と並行して、詳細反応モデルを用いて、予混合圧縮着火機関の燃焼変動を抑止するための新たな燃焼コンセプトの提案や、噴霧燃焼における着火の問題の解析などを行った。本研究の成果である詳細反応機構を用いて、今後、さらなる発展的研究が期待される。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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