独立系統と離島を対象として風力発電機と水素電解槽から成るシステムを検討した。 前者では風力機を並列接続してその出力を電解槽に供給するため、直流出力並列回路に対するDC-DCコンバータ制御法を導出し、次に複数の風力機から成る実験システムを構築し、発電機がそれぞれMPPT制御されかつ電解槽に電力を供給できることを確認した。 後者ではディーゼル発電機と負荷から成る小規模モデルを構成し、風力機出力を電解槽に供給し、発生水素を燃料電池に入力して電力と熱を発生し、それを負荷に供給するシステムを設計した。このシステムを小規模系統に導入することにより周波数変動が減少し、CO2排出量も低減できることを確認した。
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