研究課題
本研究では風力発電施設への落雷をその数秒前に予測することによって、風車本体と変圧施設やその先の電力系統とを完全に切り離すというこれまで行われてきた耐雷対策とは異なる新たな耐雷対策を確立することを目的としている。風力発電設備への落雷を予知するためには風力発電設備周辺の地上電界と雷雲下の空間電荷分布が分かれば可能となる。雷雲下の空間電荷分布をリアルタイムに測定する方法は開発されておらず、その技術開発を行うと共に、その結果から導かれる予知の妥当性を観測で確かめる。平成26年度はA.ファラデーケージ法、B.静電界遮蔽法による冬季雷観測を平成26年11月上旬から平成26年1月末までの約3ヶ月間石川県内灘町の風力発電設備周辺において人が常駐して実施した。ファラデーケージ法は4カ所で静電界遮蔽法は1カ所で行った。C.音波法は室内実験においてノイズ源の削減対策を行うことにより昨年度よりノイズを1/6に提言することに成功した。また、音波源の周波数を変えてノイズ低減効果の高い周波数が3kHz であることを明らかにした。さらに、新たな落雷予知技術として、雷雲内の電界強度をセンシングするセンサーの開発を行った。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 7件) 学会発表 (6件)
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