大気圧放電プラズマによりOHラジカルを効果的に発生させて利用するために水膜状に水を供給したところにバリア放電を用いるリアクタを開発した。液中のOHラジカルを化学プローブ法で測定し,発生量やエネルギー効率がよいことを示した。3Dプリンターを世界で初めてこの放電プラズマリアクタの作製に導入した。設計の最適化の可能性を示した。 染料排水を処理する実験では,このリアクタが他の方式によるリアクタよりも脱色が早いことを実証した。さらに放電プラズマ処理を最終段に組み込んだ100Lの容量の排水を処理できる小型の処理装置も開発し,難分解性物質の処理を行った。
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