Si CMOS技術を用いて、太陽電池で駆動可能な電圧(0.3~0.5 V)で動作するパワーアンプICと発振器ICの新規回路を考案し、チップ試作(大学外部に委託)後、特性評価を行った。パワーアンプICは、動作周波数=2.5 GHz、動作電圧=0.5 Vで出力パワー=5 dBm、電力効率=29 %を達成した。また、発振器ICは、最低動作電圧=0.28 Vで発振周波数=2.48 GHzを達成した。この動作電圧は世界トップレベルの低動作電圧である。また、動作電圧=0.5 Vにおいては、発振周波数=2.1~2.3 GHzを実現した。以上により、本研究課題の目標を上回る成果が得られた。
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