研究課題
基盤研究(B)
マルチユーザMIMOシステムの下り回線においては,送信側でチャネル情報を必要とする.時変動環境では,得られたチャネル情報と実際に信号を伝送するときのチャネル特性が異なるため,干渉が発生し,通信容量が低下する.本研究では,送信時刻におけるチャネルを予測することによって特性を改善することを目的とした.チャネル予測法として,ARモデルに基づく線形予測法とラグランジュ外挿法を用いた.屋内における電波伝搬測定結果を用いてチャネル予測法の評価を行った結果,実現の容易なラグランジュ外挿法により,0.1波長以上先のチャネル予測を大きな特性劣化なしに実現できることが明らかになった.
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IEICE Transactions on Communications
巻: vol. E96-B, no. 10 ページ: 2364-2371
10.1587/transcom.E96.B.2364
IEEE Transactions on Antennas and Propagation
巻: vol. 61, no. 1 ページ: 371-379
10.1109/TAP.2012.2214995