研究概要 |
マルチメディア通信の品質制御を無線マルチホップ化するため,通信プロトコルの上下層間でのクロスレイヤ制御,アドミッション制御による送信優先制御,端末の送信範囲を動的に変更する空間利用効率制御,ARQ(自動再送要求)とFEC(前方誤り訂正)を適応的に使い分けて利用するエンド・エンド誤り制御の4つの方向から並行する形で研究を行った.4つの制御についてすべて新方式を提案し,解析,シミュレーション,実験の各側面から評価し,提案方式の有効性を示した.さらに,これらの方式を組合せて適用することによって各効果の総和以上の相乗効果を生み出すことを示した.
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