研究課題
本研究は、新世代移動通信システムの展開に必須である光ファイバ前進基地局用伝送技術として、(a) E-O/O-E変換器での非線形の影響を受けない包絡線パルス幅変調(EPWM)送信法に基づく光無線信号伝送方式の研究と(b)1本の光ファイバで電力と無線信号を同時に伝送できる前進基地局構成法を研究するものであり、平成26年度は以下のとおり詳細な検討を実施して無線信号と高出力レーザ光との同時伝送方法の改良を行った。(1)EPWM送信法の送信回路の信号処理部をFPGAに実装し、IEEE 802.11p および LTE-OFDM信号を発生させた結果、これまでに計算機シミュレーションで得た特性と比較して劣化が小さいことを確認した。(2)高出力レーザ光の電力利用効率を高めるため、受光器の等価回路をモデル化し、無線信号電力に応じたレーザ送信出力をEPWM送信法で得た振幅信号で制御する方法を検討し、シミュレーションにて動作を確認した。(3)EPWM光無線信号と高出力レーザ光を光波長多重する実験系を構築した。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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