研究概要 |
スピンカラムとゲル濾過担体を用いる半導体CNTの分離・濃縮法(スピンカラムクロマトグラフィ法)を考案し、これにより(n,m) = (9,4)のカイラリティを選択的に分離・濃縮することに成功した。同手法で分離・濃縮したCNTを用いて誘電泳動集積法によりガスセンサを作製しそのNO2応答を比較した結果、カイラリティ(9,4)が多く含まれる場合にはセンサ感度が60 %以上向上することを明らかにした。 以上の結果より、カイラリティ(9,4)がセンサのNO2応答に高く寄与していることが確認された。
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