| 研究課題/領域番号 |
23360241
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| 研究機関 | 東京大学 |
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研究代表者 |
壁谷澤 寿海 東京大学, 地震研究所, 教授 (00134479)
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| 研究分担者 |
壁谷澤 寿一 国土技術政策総合研究所, 建築研究部, 研究官 (10533953)
福山 洋 独立行政法人建築研究所, 構造研究グループ, グループ長 (60344008)
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| 研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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| キーワード | 摩擦係数 / コンクリート / 地震入力逸散 / すべり / スウェイ / 基礎 / 建物 / 損傷制御 |
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| 研究概要 |
本研究では，過大な地震動に対して生じうる建物基礎底面での滑動による入力逸散効果の評価手法を確立してその効果を耐震設計に利用することを目的にして，必要な実験的研究および解析的研究を行った。実験では，接合面の詳細が異なる鉄筋コンクリ－ト基礎底面をモデル化した試験体を製作して，１）静的載荷試験，２）動的載荷試験，を実施し，それぞれの接合面詳細および加力方法による摩擦係数の違いを明らかにした。接合面の詳細は，前年度までの検討を踏まえて，さらに，コンクリートとコンクリート，コンクリートと鋼板，さらに粒子状の物質を挿入した場合などについて静的または動的な摩擦係数を比較した．その結果，比較的実用的かつ経済的な底面詳細によっても底面の摩擦係数を0.2～0.1，あるいは0.05程度にまで低減しうることを実験的に明らかにした，このほか，すでに実施済の３）地盤上での現地試験結果なども踏まえて，基礎底面の不連続面における摩擦係数と復元力特性を定量化するとともに，荷重条件，材料，構造詳細等による摩擦係数の低減効果の違いを明らかにした．また，実験結果とすでに実施済の数値解析的検討あるいは理論的検討などにもとづいて，基礎底面における入力逸散機構の解析モデル化手法を確立するとともに，過大な地震動入力に対しても安全性を確保するだけでなく，損傷をも制御しうる鉄筋コンクリ－ト建物のフェイルセーフ耐震機構の実用化設計手法および耐震性能評価手法を提案して，実用的にも十分経済的に実現しうることを部材実験で実証した．なお，実大建物による検証の一例は2006年度にE-Defenseにおける３層学校建物の振動実験によって実証済である．
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| 現在までの達成度 (区分) |
理由
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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| 今後の研究の推進方策 |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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