研究課題
日本における強風災害の特性が反映された状況下において板ガラスの破壊性状を明らかにする試験方法の確立を目指し、平成23年度には強風下と同じ状態の風圧力を試験体(板ガラス)に加えた状態で飛来物を模擬した加撃体を衝突させ、その破壊性状を記録・解析する装置と、加撃体を所定の速度で射出する実験システムを制作した。平成24年度は前年度に制作された装置の性能検定を行い、所定の機能を備えていることを確かめた。引き続き、試験体の種類、飛来物の形状、速度など種々の条件を変えた実験を行い、強風下において飛来物が衝突する際の板ガラスがもつ衝撃破壊性能に関するデータを収集した。また、「外装材の耐衝撃試験に関する研究会」と題して、それまでの成果発表を防災研究所において行った。平成25年度には強風による飛来物に対する板ガラスの耐衝撃安全性能評価方法を確立することを念頭に、前年度までに得られた結果を用いて、フロートガラス、強化ガラス、合わせガラス、フィルム張りガラスに対する耐衝撃性能を、日本における強風被害に対応したものとして、飛来物の形状および速度による評価基準を作成し、学会論文等に発表した。
25年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2013
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)
Journal of Disaster Research
巻: Vol.8 No.6 ページ: 1114-1119
http://www.fujipress.jp/JDR/DSSTR00080006.html
日本風工学会論文集
巻: 39 ページ: 1-12