研究課題/領域番号 |
23360261
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
有田 智一 筑波大学, システム情報系, 准教授 (90344861)
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研究分担者 |
大村 謙二郎 筑波大学, システム情報系, 教授 (20134455)
藤井 さやか 筑波大学, システム情報系, 講師 (70422194)
小林 正美 明治大学, 理工学部, 教授 (70247146)
日置 雅晴 早稲田大学, 法学学術院, 教授 (80554055)
小浦 久子 大阪大学, 工学研究科, 准教授 (30243174)
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キーワード | 都市計画 / 制度 / 職能 / 都市プランナー |
研究概要 |
1)職能・専門性の育成・評価システムの発展経緯と近年の変容 職能団体(学会}・資格制度・研修制度・大学教育プログラム認定システム等の職能・専門性の育成・評価システムの実態について、以下の内容につき主にイギリスを中心に(フランス、ドイツも含め)関係者へのインタビューと資料収集を実施した。 1-1)職能団体の活動 活動の歴史的展開、構成員の概要等、運営の変容(構成、運営、規範、綱領、ヴィジョン等の変化) 1-2)資格制度の運用実態と変遷実態 資格の根拠制度、大学等での履修必要期間、受験・申請資格、試験の内容等 1-3)研修制度・人材支援プログラム 研修制度、CPD(Continuing Professional Development)の実態に 1-4)大学教育プログラム認定システム 大学教育プログラム認定システムの内容や方法の変遷 2)都市プランナーの職能・専門性に対する社会ニーズの変容:以下の内容について、イギリスを中心に(フランス、ドイツも含めて)関係者へのインタビューと資料収集を実施した。 都市計画・まちづくりの具体的な実務の現場において、都市プランナーの専門性・職能の関与の実態を調査する。調査対象として、a)総合計画、将来構想の策定、b)大規模なPPP開発における公民協議調整過程、c)デザインレビュー、d)個別の建築・開発審査等の手続き、などの典型的場面について、場面毎に意思決定プロセスに関与するプランナーやコンサルタント、法曹関係者などの専門家が果たしている専門的役割についてインタビュー調査を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
調査対象国によって若干進捗のばらつきがあり、また海外での入手資料等の詳細な分析作業について時間が更に必要であるが、概ね研究目的を達成するために必要な資料・データについて入手・整理している。
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今後の研究の推進方策 |
次年度については、アメリカについて重点的に調査を実施するとともに、適宜イギリス、フランス、ドイヅについても現地の協力者を通じて補足資料・データ等を入手する。また日本の調査については当初の予定通り調査を進める予定である。
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