研究課題/領域番号 |
23360262
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
上野 武 千葉大学, キャンパス整備企画室, 教授 (30312929)
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研究分担者 |
小篠 隆生 北海道大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (00250473)
鶴崎 直樹 九州大学, 人間・環境学研究科(研究院), 准教授 (20264096)
恒川 和久 名古屋大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (50283396)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | 都市/地域計画 / 持続可能性 / サステイナブルキャンパス / 評価指標 / キャンパス計画 |
研究概要 |
2年目の研究では、初年度に引き続き①大学と地域の連携関係のバリエーションの抽出、②都市環境総体に対する大学の貢献を前提とした計画理念、③大学側の計画であるキャンパス計画と都市側の都市計画などの計画の連動性、の視点を活かしながら、評価指標抽出と評価ツール構築のための評価システムモデルの作成を行い、大学と都市における、国ごと、地域ごとの特徴を把握するために、研究組織で連携・分担して調査し、以下の分析と検討を行った。 1)評価指標の抽出のためのヒアリングと情報収集/Webによる情報収集、ISCN(International Sustainable Campus Network)の研究者とメールによる事前情報交換を行うと共に、オレゴン大学で開催されたISCN シンポジウムに参加し、サステイナブル指標の抽出に関する意見交換を行った。さらに、オランダ自由大学、オックスフォード大学、ケンブリッジ大学を訪問し、サステイナブルキャンパス評価に関わる情報交換及を実施した。 2)評価システムモデル作成/CASBEE(日本)、BREEAM(英国)、LEED(米国)等の既存の環境負荷低減評価ツールに関する情報収集と比較分析を行うとともに、評価システムモデルを作成し、研究者所属大学において適応可能性評価を行った。 3)個別評価項目の評価指標の明確化/AASHEのSTARS(Sustainability Tracking Assessment & Rating System)のInternational Pilotに参加し、千葉大学と北海道大学のサステイナブルキャンパス評価を実施した。 4)国際ワークショップの開催/ルクセンブルグ大学と共同でBetter connecting Universities and Cities for Sustainable Developmentと題した国際WSを開催した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ISCNを通じた海外大学との情報交換、AASHEが採用するSTARSという評価システムへの参加、さらには、サステイナブルキャンパス評価のモデルシステム作成等、当初の計画に沿った形で順調に研究を行うことができた。
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今後の研究の推進方策 |
23・24年度の研究成果をもとに定量的指標と定性的指標の相関関係を明らかにし、モデル設計した評価ツールの有効性の検証を、国内既存キャンパスに適用して実施して、研究最終年度のとりまとめを行う。 1)ISCNシンポジウム2013での成果発表と情報交換(担当:上野、小篠) 2)定量的指標と定性的指標の相関関係検討(担当:小篠、鶴崎)/ 定量的指標と定性的指標を統合するシステムをISCNと連携しながら検討する。 3)キャンパス評価ツールの設計(担当:研究組織全員)/既存の環境負荷低減評価ツールやSTARSの評価指標をベースにしながら、都市の持続可能性に貢献するキャンパス評価ツールを開発に着手するとともに、評価ツールを担当者が所属する大学、キャンパスに適用し、大学の規模、地域特性などが反映されているかに注意しながら検証を行う。
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