研究課題
新しい時代における船舶の設計・建造・運用においては、構造安全性や利益を追求するとともに、船舶のライフサイクルにおける環境負荷やそれに伴う社会的責任等を考慮することが求められるようになってきている。以上のような背景から、本研究では、まず第一に構造安全性と環境影響等の様々なリスク(総合的リスク=Holistic Risk)を考慮した構造評価手法を検討するとともに、それに基づいた構造最適化手フレームワークを提案した。平成25年度は、提案したフレームワークに基づいた船体中央断面の構造最適化を行い、その問題点を検討するとともに、環境や経済予測に基づいたライフサイクル評価手法や、座礁リスク評価の高度化に関する検討を行った。また、本研究では第2に、構造の破壊リスク解析の際に考慮すべき不確定性の評価方法について、前年度までの成果に基づいて詳細に検討した。具体的には、腐食鋼板表面のランダムな形状をKL展開法により表現するとともに、鋼板の引張強度の統計的性質をPCE(カオス多項式展開)を用いた手法により導出した。
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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日本船舶海洋工学会論文集
巻: 19 ページ: 掲載予定
巻: 第18号 ページ: 91-99
Proceedings of the PRADS2013,20-25 October, 2013, CECO, Changwon City, Korea
巻: 1 ページ: 731-738
日本船舶海洋工学会講演論文集
巻: 17 ページ: 377-380