本研究では、今まで学術的な研究がほとんどなされていなかった配管設計問題に対し、問題の定式化および解決方法の提案を行った。 まず配管設計問題において探索すべき設計パラメータを機器の位置と方法および分岐の無いパイプの経路に分け、問題の表現を単純化していくつかの既存の問題解決法を組み合わせて適用することにより、配管設計の自動化を可能とした。設計案の評価方法として、それまでベテラン技術者の経験頼みだったバルブ操作性等について幾何学的に計算し定量化する方法を提案し、最適な設計案を自動計算で得ることを可能とした。
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