• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2011 年度 実績報告書

穀物の旱魃応答指数の生理・遺伝・生態学的解明

研究課題

研究課題/領域番号 23380011
研究種目

基盤研究(B)

研究分野 作物学・雑草学
研究機関東京大学

研究代表者

鴨下 顕彦  東京大学, アジア生物資源環境研究センター, 准教授 (10323487)

研究分担者 高野 哲夫  東京大学, アジア生物資源環境研究センター, 准教授 (30183057)
根本 圭介  東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (40211461)
キーワードイネ / 旱魃 / 耐乾性
研究概要

イネ、トウモロコシやパールミレットなどの雑穀、ソバの3つの作物グループについて、給水量の異なる畑条件で乾物生産量を測定した。イネの生産量は、最も乾燥し生産レベルの低い条件では、他の作物グループよりも著しく低下し、全般的に乾燥に弱いことが分かった。イネについては、オトメモチ/ゆめのはたもちの自殖組み換え系統と、アキヒカリ/IRAT109の自殖組み換え系統を、灌水区と旱魃区(約2か月無給水)の畑状態で試験を行った。収量は、再灌水後の成長と生産がよい系統で高かった。旱魃区での収量は、フェノロジーや、灌漑区での収量によって影響されるよりも、旱魃応答指数により強く影響を受けていた。旱魃応答指数などの量的遺伝子座を推定した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

ソバの結実が悪く、収量での評価ができなかった。またC4作物は鳥害の影響を受けた。一方でイネの遺伝集団を使った試験を始めることができた。

今後の研究の推進方策

材料の扱いやすさから、イネに焦点を当てて、干ばつ応答指数の解明を行ってゆく。集団間比較が可能なように、栽培条件をそろえる。また、3つ目の集団も加える。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2012 2011 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] イネ(Oryza sativa L.)の耐乾性改良研究の現状2011

    • 著者名/発表者名
      鴨下顕彦
    • 雑誌名

      日本作物学会紀事

      巻: 80 ページ: 1-12

    • DOI

      dx.doi.org/10.1626/jcs.80.1

    • 査読あり
  • [学会発表] イネマッピング集団オトメモチ/ゆめのはたもちにおける長期旱魃と再灌水への応答2012

    • 著者名/発表者名
      Ly Tong, Ramalingam Poornima, 鴨下 顕彦
    • 学会等名
      日本作物学会第233回講演会
    • 発表場所
      東京農工大学、東京
    • 年月日
      20120329-20120330
  • [備考] 研究キーワード 稲作と水資源 Rice and Water

    • URL

      http://region.anesc.u-tokyo.ac.jp/index.html

URL: 

公開日: 2014-07-24  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi