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2013 年度 実績報告書

トマト草型制御因子の解析-発現量的形質遺伝子座解析の受光態勢研究への利用-

研究課題

研究課題/領域番号 23380021
研究機関東京農業大学

研究代表者

杉山 信男  東京農業大学, 農学部, 教授 (30012040)

研究分担者 河鰭 実之  東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (10234113)
峯 洋子  東京農業大学, 農学部, 准教授 (70282704)
研究期間 (年度) 2011-04-01 – 2014-03-31
キーワードeQTL / トマト / 遺伝子発現
研究概要

これまで栽培種と近縁野生種Solanum pimpinellifoliumの組換え近交系BC1F7の111系統について、106マーカーを用いて作成した連鎖地図を利用し、QTL解析を行ってきたが、マーカー間の距離が大きく、QTLの位置を正しく推定できていない可能性が考えられた。そこで、マーカー数を162に増やした連鎖地図を作成し、再度QTL解析を行った。次に、栽培種と近縁野生種のF1に栽培種を2回戻し交配したBC2F1の256系統から31系統を選抜した。この系統の中から、第3または第12染色体の草冠サイズに関わるQTLをカバーする領域に近縁野生種の染色体断片を持つ系統を選抜したが、目的とする領域以外に5か所、野生種の断片が残っていたので、さらに戻し交配し、断片数を減らした系統を選抜した。これらの系統は目的とする領域がヘテロであるため、その自殖系統を播種してQTL領域が近縁野生種ホモになった固定系統を選抜した。栽培種との比較試験を行うため、この固定系統の採種を行っている。昨年度行ったmRNAの発現差解析から、転写物量が栽培種では窒素施肥に反応して大きく上昇するが、近縁野生種では低窒素でも転写産物量が高く維持される遺伝子群が認められた。このクラスターには第3染色体に座乗するグルタミン酸合成酵素、硝酸トランスポーター、グルタミン酸デカルボキシラーゼの遺伝子が含まれることが明らかになった。そこで、組換え近交系111系統を異なる窒素施肥条件下で栽培し、処理後15日目の葉からRNAを抽出してリアルタイムPCRを行った。しかし、グルタミン酸合成酵素遺伝子のmRNA発現量についてのeQTL解析でQTLは検出できなかった。現在、硝酸トランスポーターとグルタミン酸デカルボキシラーゼ遺伝子についてmRNAの発現量を測定している。

現在までの達成度 (区分)
理由

25年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

25年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2014 2013

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] トマトの早生性に関するQTL 解析2014

    • 著者名/発表者名
      小林伸大、佐々木和成、高畑健、峯洋子、杉山信男
    • 学会等名
      園芸学会春季大会
    • 発表場所
      筑波大学
    • 年月日
      20140329-20140330
  • [学会発表] 低窒素条件下におけるトマト幼植物の窒素利用効率に関するRNA-Seq 解析2013

    • 著者名/発表者名
      河鰭実之、峯洋子、瀧野光代、杉山信男
    • 学会等名
      園芸学会秋季大会
    • 発表場所
      岩手大学
    • 年月日
      20130920-20130921

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公開日: 2015-05-28  

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