研究課題
基盤研究(B)
いもち病はイネの最重要病害である.いもち病の防除は主に農薬と抵抗性品種を使って行われている.しかし,抵抗性品種がどのようにしてその抵抗性を発揮するかについて,まだ完全に理解されていない.本研究はイネのいもち病抵抗性遺伝子Piaの抵抗性発現のメカニズムについて,いもち病菌のAVR-Pia遺伝子との相互作用を詳細に明らかにしようとしたものである.本研究の結果,いもち病菌はイネに侵入する前からAVR-Pia遺伝子を発現しはじめること,分泌後AVR-Piaタンパクは二量体を形成し,イネのPiaタンパク質と相互作用することがわかった.これらの知見は,いもち病抵抗性を理解するのに役立つものと期待される.
すべて 2014 2013 2012 2011
すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (23件) (うち招待講演 2件)
Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry
巻: (in press)
FEMS Microbiology Letters
巻: 339 ページ: 102-109
化学と生物
巻: 49 ページ: 292-294