植物の油脂の合成や貯蔵に重要な役割の担う遺伝子の発現をLUCレポーターの発光でモニターできるシロイヌナズナ植物を作り、自動連続発光モニター装置を使って数十万の植物をスクリーニングした。これらレポーターの発現が異常になった多数の突然変異株を分離し、T-DNAタグや次世代DNAシーケンサーによるゲノム解析を使って突然変異の原因遺伝子の同定を進めた。その結果、油脂合成酵素遺伝子の発現を活性化する因子に加え、種子での油脂貯蔵に関わる遺伝子の発芽後の発現抑制に関わるこれまで知られていなかった因子を見出すことが出来た。
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