研究課題
基盤研究(B)
マグネシウム欠乏飼料やUV照射がマウスの皮膚に誘導する遺伝子発現変化をDNAマイクロアレイ解析によって見出し、セラミドやコラーゲンのような細胞間マトリックス(ECM)成分の経口投与がそれらの変動を緩和するなど皮膚の遺伝子発現に影響を及ぼすことを明らかにした。また、マウスの初代細胞あるいはヒトの株化細胞を用いて構築した繊維芽細胞―角化細胞の共培養系で、セラミドの代謝物やコラーゲンペプチドがin vivoと同様の遺伝子変化を誘導する例を見出した。経口摂取したこれらの成分は消化や代謝を受けた後、皮膚組織に到達し、繊維芽細胞を介して角化細胞機能に影響することが示唆された。
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Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry
巻: 77 ページ: 1882-1887