研究課題
今年度は前年までの2年間で取得した、様々な林分や樹木個体を対象とした地上LiDARデータから、材積や林分生産量、林内光環境などの各種パラメーターを抽出するための、解析と検証するための現場データの取得を行った。単木レベルでは、LiDARで取得した樹形データをもとに、樹木の光合成生産を計算することを目的として、樹木一次枝構造を基礎として樹木や森林を再現し,その中で一次枝・個体・森林の光合成を計算するコンピュータシミュレーションモデルを作成した。高齢スギ人工林(90および140年生)では、地上部一次生産量(ANPP)を測定し、施業の効果や二次林化が物質循環に及ぼす影響を検討した。高齢ヒノキ林(100年生)では、樹冠部の光合成生速度の理論的最大値の推定を行った。2012年夏期にカナダ フォートスミスで樹高の異なるjack pineおよびquaking aspen林のプロットでレーザー計測を行い、各プロットでの地形図、樹木位置図を作成した。さらに単木単位での樹木レーザーデータを抽出し、抽出したデータにラッピング法でラッピングした樹冠形状を作成し、樹冠形状から3/2乗則による樹木競争の影響を検討した。
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Journal of Forest Research
巻: 19 ページ: 97-104
日本森林学会誌
巻: 96 ページ: 印刷中
日本緑化工学会誌
巻: 39 ページ: 194-197