研究課題
基盤研究(B)
水産増養殖において効率的な魚類の生殖制御を行うには、魚類の生殖内分泌の基礎的知見が必須であるが、魚類の下垂体生殖腺刺激ホルモン(GTH)の分泌動態、生理作用については、まだ不明な点が多い。その理由の一つとして、研究に必要な魚類のGTHの入手が困難であることがあげられる。そこで研究代表者らはカイコを宿主として遺伝子工学的に魚類の組換えGTHの作製を行い、研究者に供給することを試みた。本研究では、組換えGTHの作製効率、精製法の検討、投与後の魚体内でのホルモンの安定性、生物活性、投与時の魚のホルモン感受性について検討を行った。
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