研究課題
基盤研究(B)
海水魚の多くは必須脂肪酸としてEPAやDHAを要求するため、魚油を飼餌料に添加する作業が行われている。本研究では魚油を用いずに、植物油のみで海水魚を養殖することを最終的な目標とし、脂肪酸代謝酵素遺伝子を個体に導入することで、その脂肪酸代謝系を改変可能であるかを解析した。ヤマメから単離した脂肪酸鎖長延長酵素遺伝子をニベに導入することでニベの肝臓におけるDPA含量が通常個体の2.28倍に増加した。さらに、通常は検出されないTPAが遺伝子導入個体では常時検出され、外来の鎖長延長酵素が予想通り個体内で機能したことが明らかとなった。以上、遺伝子導入系により脂肪酸代謝系の改変が可能であることが確認された。
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