研究課題/領域番号 |
23380147
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
大下 誠一 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (00115693)
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研究分担者 |
牧野 義雄 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (70376565)
川越 義則 日本大学, 生物資源科学部, 准教授 (80234053)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | 光センシング / 分光反射スペクトル / 一般性菌数 / 豚肉 / ミオグロビン誘導体 / 回帰モデル |
研究概要 |
積分球を用いたシステムと光を照射し、試料と離れた位置で試料表面からの反射光を受光して分光分析するシステム(照射・反射システム)の比較をし、モデル作成の上での違いを検討した上で実用化に適した照射反射システムにおいて試料の位置のずれが分光情報に及ぼす影響を検討した結果、以下のことが明らかになった。 (1)積分球では照射反射システムに比べ短波長における吸収が少ない。(2)PLSR解析におけるローディングのピークには再現性があった。(3)200nmから500nm後半までのX-Y方向に一定量(2 mm)試料の位置をずらした際の吸光スペクトルの変動係数C.V.は0.05から0.3程度であった。(4)試料の照射面に対する高さ方向の位置を上下に変えた場合、吸光スペクトルの変動係数は48hで最少(0.1弱)となった。それより短い時間では0.2から0.3程度であった。(5)PLSRにより精度の高い予測ができた(6)一般生菌数とATP量に高い相関があるという既往の結果が支持された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
積分球を用いたシステムと光を照射し、試料と離れた位置で試料表面からの反射光を受光して分光分析するシステム(照射・反射システム)の比較を行って、(1)積分球では照射反射システムに比べ短波長における吸収が少ないこと、(2)PLSRにより精度の高い予測ができたことは予定通りであるため。
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今後の研究の推進方策 |
豚肉の表面に斜め45度の角度で光を照射し、これと90度をなす角度で反射光を受光する装置でデータを取得し、当初の予定通りに反射スペクトルと一般生菌数の相関を示すデータを得ていたが、試料の角度が水平でない時に反射スペクトルから得られる情報に変化が生じたことをきっかけに、受光部の角度について検討することにより、反射光情報が増える可能性に気付いた。そこで、H24年11月末に新たな受光部を発注し、これが納入された後に照射部と受光部の角度による分光情報の違いについて検討することとした。
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