研究課題
抗腫瘍性物質であるアンフィジノリド類を産生する海産共生型渦鞭毛藻の細胞増殖を促進する培養条件を求め、藻類の効率的大量高密度培養技術を確立することを目的として研究を継続した。24年度に行った、容積1 L、最大培地深65 mmの培養槽を用いて、光を培養槽内に均一に拡散させて藻類を大量培養する方法の検討結果に基づいて、環境因子が渦鞭毛藻の増殖および有用成分の生産に与える影響を精査し、有用成分の大量生産に最適な高密度培養システムを構築するための知見を得た。各段の培養器の液深を10 mmに維持した薄層多段培養システムの基礎的構成を提案した。またこの方法による微細藻生産を、太陽光利用型に応用し、低コストで細胞増殖速度を高めると同時に有用成分の産生速度を高めるための環境維持が可能な大量培養システムについて提案した。
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Environmental Technology
巻: 34 ページ: 2039-2045
10.1080/09593330.2013.828093