研究課題
基盤研究(B)
高品質な霜降り牛肉生産のため,農家は血中ビタミンA(VA)濃度を低く制御しているが,低くしすぎると食欲低下等が生じることもある。このため,本研究では瞳孔画像から簡易に血中VA濃度を推定する研究を行った。黒毛和牛を対象に2CCDカメラとLED照明装置を用いて画像入力処理を行うとともに,血中VA濃度の計測,眼底カメラによる解析を行った。実験の結果,低VA濃度の牛では,カラー画像の青成分が小さくなる傾向を示した。また,赤成分の割合, 輝度値等を用いた多変量解析の結果,中程度と重度のVA欠乏牛の区分はほぼ可能であった。実用化に向けて,高頻度の撮像が可能な自動撮影装置についても,試作実験を行った。
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Engineering in Agriculture, Environment and Food
巻: Vol.6 No.4 ページ: 177-183
10.11165/eaef6.177
農業機械学会関西支部報
巻: 114号 ページ: 67