グレリンの腹腔内投与は呼吸商を上昇させ、体温の低下を招いた。高温下での、デスアシルグレリン末梢投与は生存率を上昇させた。ニューロメジンS(NMS)はラットの体表温度を上昇させた。この上昇は、ノルアドレナリンβ3受容体選択的遮断薬であるSR59230Aの前投与で阻止された。PGE2の合成に必要なシクロオキシゲナーゼを阻害するIndomethacinの前投与によっても完全に抑制された。NMSノックアウトマウスとwildマウスを寒冷条件(4℃)下に90分間曝露し、その体表温度の変化を比較したところ、NMSノックアウトマウスの体表温度はワイルドマウスの体表温度に比べて有意に低い値を示した。
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