研究課題
基盤研究(B)
顕著な成果を要約すると1)離乳後退縮期の乳腺にそれまで認められないGnRH受容体発現が増加することを明らかにした。2)ラットの性周期を通して卵巣内マスト細胞が大きく変動し、GnRH発現パターンはマスト細胞数の変動に一致することを明らかにした。3)精巣摘出後、経時的に、前立腺内にマスト細胞が急増すること、これに伴ってGnRHとアネキシンA5合成の増加することを明らかにした。4)GnRH受容体下流で働く細胞内因子を解析することで、新規のペプチドを明らかにした。本研究によって、他の免疫系細胞に比べて、その動態や機能がよく分かっていないマスト細胞の新規生理機能の存在を明らかにし得たと言える。
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Scientific reports
巻: 2 ページ: 827
10.1038/srep00827
http://www2.vmas.kitasato-u.ac.jp/physiology/Lab_of_Vet_Physiology/Welcome.html