CYP3A4遺伝子発現の個人差の要因解明ならびにCYP3A4遺伝子発現予測バイオマーカーの確立を試みた。Chromosome Conformation Capture(3C)アッセイにより周辺領域の高次構造の検討したところ、CYP3A4エンハンサー領域と同遺伝子の転写開始点が近傍に位置していることが示された。ヒト末梢血の遠心分離とそれに引き続く肝特異的膜タンパクを利用した免疫沈降を行い、ヒト肝特異的なmiR-122を発現する細胞の分離に成功し、同細胞から分離したDNAのDNAメチル化状態の解析も可能であったことからバイオマーカーの分離解析手法を確立することができたと思われる。
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