研究課題
基盤研究(B)
形質膜イオン輸送体は多くのシグナルによって巧妙に制御されるが、その破綻は様々な病気を悪化させる。本研究では、動物細胞Na+/H+交換輸送体NHE1制御機構を詳しく解析した。NHE1はATP結合蛋白質であり、NHE1活性はATPの直接結合によって維持されることが判明した。さらに、NHE1のホルモンによる活性化は、NHE1の脂質結合ドメインにDAGなどの生理活性脂質が結合し、ATPに代わって形質膜との親和性が増加することによって起こることを明らかにした。また、NHE1の活性化はNHE1に直接結合するカルシニュリンを介して、その下流の転写因子NFATへのシグナルを増幅できることがわかった。
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