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2011 年度 実績報告書

霊長類同種移植モデルによる心臓再生治療効果の確認

研究課題

研究課題/領域番号 23390072
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

服部 文幸  慶應義塾大学, 医学部, 講師 (50398624)

研究分担者 山下 裕美  慶應義塾大学, 医学部, その他 (30594890)
扇野 泰行  慶應義塾大学, 医学部, 助教 (20598916)
キーワード再生医療
研究概要

精製マーモセットES細胞由来心筋細胞を10の6乗個毎月得るためには、マーモセットES細胞を大量に培養するための方法を必要とした。この方法として、多層式培養基材の活用を考案し、これを用いて毎月目的の心筋細胞数を得ることが可能になった。さらにこの大量のマーモセットES細胞を心筋細胞に分化誘導する方法が必要であった。この方法として大型の細胞非接着性ディッシュを活用することを考案した。また、これに組み合わせて、子心筋細胞への分化を安定的に効率よく行うために、分化時のメディウムの粗製を工夫する必要が見出された。数あるメディウムの中から、経験とスクリーニングを通じて、最適なメディウムの混合方法を見出した。このメディウムの混合方法は、分化時期に合わせて2種類のメディウムの混合比を随時変更して行くものであり、これによって、心筋細胞の分化効率の向上および、心筋細胞のある程度の成熟を誘導することが可能となった。さらに本方法で分化誘導した胚様体から心筋細胞を大量に高度に精製する方法が必要であった。既に我々が構築し発表済みのミトコンドリア法を用いて心筋細胞を一次精製し、さらにもう一つの方法を用いて2重に精製を行うことで、増殖性の細胞が混入することを極限まで抑制することに成功した。また、この移植細胞の純度を簡単に検査する方法を開発した。さらにマーモセット心筋梗塞モデルの作製方法および、心臓エコーによる機能評価方法を構築した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

予定通りの成果を得て、順調に進捗している。

今後の研究の推進方策

生産したマーモセットES細胞由来心筋細胞を実際にマーモセット心筋梗塞モデルに移植し、心機能に関して未治療群との比較を行う。

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公開日: 2014-07-24  

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