研究課題/領域番号 |
23390072
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
服部 文幸 慶應義塾大学, 医学部, 講師(非常勤) (50398624)
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研究分担者 |
山下 裕美 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (30594890)
扇野 泰行 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (20598916)
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研究期間 (年度) |
2011-11-18 – 2014-03-31
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キーワード | 再生医療 |
研究概要 |
コモンマーモセットES細胞由来心筋細胞の高効率精製を目指し、独自に開発した二つの精製方法の最適な組み合わせを見出した。このことにより、造腫瘍性の無い大量の心筋細胞を調整できた。移植に先立ち造腫瘍性の有無を簡便に抽出調査可能な方法を見出した。コモンマーモセットの心筋梗塞モデルを作製し、心臓エコー法によって、心臓機能を評価した。また、血液中のANP量を生化学的に測定することにより、心臓のリモデリングの悪化度合いを客観的に評価できることも確認した。コントロール群6例を作製、データを取得した。移植例を実施中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
大量に心筋細胞を分化、精製するためには、予想外に様々な課題が見出されたが、現在までに全て解決した。スケジュールは若干遅れたが、問題はない。
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今後の研究の推進方策 |
10の6乗個の心筋細胞を移植した時の治療効果について結論を得る。さらに、3~4倍量の高用量移植実験を行うための課題抽出を行いたい。
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