3軸加速度センサーとジャイロセンサーを内蔵したタグを利用し,患者の体位や行動などの状態をリアルタイムに検出・分析し,医療安全の向上や,客観的なデータに基づく患者管理・指導に役立つシステムの可能性を研究した.両センサーの組み合わせにより,加速度による閾値だけでは異常状態の検出に不十分と思われる事象の検出が可能となるほか,連続記録により,就眠中の体位や身体各所の安静度の客観的な評価が可能であった.位置情報との組み合わせで,効果的な安全管理システムやエビデンスをもとにした患者管理・指導のためのシステムが構築可能と思われた.
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