慢性腎臓病診療の質にはばらつきがあり、定量的な評価を行うことが診療の質の改善につながる可能性がある。本研究では、米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)およびランド研究所が開発したRAND/UCLA適切性メソッドを用いて、腎臓診療の専門家10人のエキスパートパネル委員会により慢性腎臓病診療の質指標を作成した。レセプトデータや検査データなどの電子診療情報から半自動的に測定可能な項目を選択し、最終的には11項目の質指標を作成した。同時に、電子診療情報から質指標測定に必要なデータセットを半自動的に作成するアプリケーションを開発し、モデル病院/クリニックでの測定実験に成功した。
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