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2014 年度 実績報告書

知識技能のアウトプットに着目したエイジミキシングによる薬物療法判断能力の育成

研究課題

研究課題/領域番号 23390136
研究機関名城大学

研究代表者

後藤 伸之  名城大学, 薬学部, 教授 (10434614)

研究分担者 灘井 雅行  名城大学, 薬学部, 教授 (00295544)
永松 正  名城大学, 薬学部, 教授 (70103265)
大津 史子  名城大学, 薬学部, 准教授 (90329772)
長谷川 洋一  名城大学, 薬学部, 教授 (90535098)
研究期間 (年度) 2011-04-01 – 2015-03-31
キーワード薬物療法判断能力 / 薬剤師教育 / アウトプット / エイジミキシング
研究実績の概要

1.段階的教育プログラムの評価
1)シミュレータPDE:シミュレータPDEのプログラムを本学薬学部5年生と現役薬剤師に実施した。アナフィラキシーモデルを実施し、適切な薬剤選択率で比較したところ、5年生が有意に現役薬剤師より正しい選択を行った。これは、4年生でのePBL薬物治療学での学びの効果と考えられた。2)リアルタイムPBL:患者の個人情報の保護に対応する「教育における症例情報を活用するための個人情報の保護についての基準」を作成した。3)ePDE:4年生及び現役薬剤師を対象として、修得すべき学習項目を内包したマーカーePDEを用い、薬物治療学の学習効果を評価した。知識の評価指標にはプレテストからモジュールテストの得点率、パフォーマンスの指標には事前および事後マーカーePDEの得点上昇率などを用いた。その結果、未実施年度とモジュールテストの得点及び自己評価を比較したところ、いずれも実施群が有意に高く、ePDEの学習効果を確認すると共に、ePDEをパフォーマンス評価に利用することは可能と考えられた。4)E-PBL:今回、在籍中いつの学年で学習しても、いつでも振り返り学習ができる機能を開発した。また、屋根瓦方式による学びあいとして現役薬剤師の生涯教育に、6年生がサポート役として関わった。既に実施したカリキュラムの一部であったため、復習とさらなる知識の習得を狙ったが、現場で活躍する年上の先輩薬剤師ばかりでチュートリアルとまでには至らなかった。しかし、求められる資質の一つである自己研鑽する薬剤師を目の当たりにし、キャリアを継続させるための生涯学習の意義と卒業後の姿をイメージできる良い 機会を得ることができた。
2.段階的教育プログラムの総括
上述した、1)~4)の教育プログラムによる教育効果の評価を踏まえ、本取り組みの全体的評価を行い、3回学会に報告した。論文も2報投稿し1報投稿中である。本研究の成果は、ホームページで公開した。

現在までの達成度 (段落)

26年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

26年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2015 2014 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (3件) (うち招待講演 1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 高機能患者シミュレータの薬学教育への応用-交感神経作動薬による循環器系バイタルサインの変動-2015

    • 著者名/発表者名
      村麻里、黒野俊介、水野智博、伊東亜紀雄、長谷川洋一、大津史子、後藤伸之、永松正
    • 雑誌名

      医療薬学

      巻: 41 ページ: 98

    • DOI

      http://doi.org/10.5649/jjphcs.41.98

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 薬学生と薬剤師の実践力訓練のための患者シミュレータ活用の有用性2014

    • 著者名/発表者名
      黒野俊介、伊東亜紀雄、守屋友加、早川伸樹、脇田康志、永松正、長谷川洋一
    • 雑誌名

      ニホンシミュレーション医療教育学会雑誌

      巻: 2 ページ: 7

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [学会発表] 統合型カリキュラム「薬物治療学」における学習手法 PBLをジグソー法で活性化する2015

    • 著者名/発表者名
      大津史子、永松 正、灘井雅行、長谷川洋一、後藤伸之
    • 学会等名
      日本薬学会第135年会
    • 発表場所
      神戸
    • 年月日
      2015-03-28
    • 招待講演
  • [学会発表] 問題解決能力育成を目指したPBL 形式カリキュラム「薬物治療学」の実践とPBL支援システムの開発-6年間の実績と学習効果-2015

    • 著者名/発表者名
      大津史子、永松 正、灘井雅行、後藤伸之、長谷川洋一
    • 学会等名
      第21回大学教育研究フォーラム
    • 発表場所
      京都
    • 年月日
      2015-03-15
  • [学会発表] e-PDEを用いたシミュレーション教育の学習効果-マーカーシナリオを用いて-2014

    • 著者名/発表者名
      山下裕己、大津史子、後藤伸之
    • 学会等名
      日本医療薬学会第24回年会
    • 発表場所
      名古屋
    • 年月日
      2014-09-28
  • [備考] 知識技能のアウトプットに着目したエイジミキシングによる薬物療法判断能力の育成

    • URL

      http://yakujoho.meijo-u.ac.jp/report2014/

URL: 

公開日: 2016-06-10  

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