研究課題
基盤研究(B)
原発性肺がんは現在毎年6万人以上が命を落とす,がん死における最も多いがんである.申請者らは,最近の分子標的薬開発の状況に鑑み,ALKチロシンキナーゼと相同性の高いチロシンキナーゼの発現状況を網羅的に解析し,新たな治療標的となる分子FERを同定した.FERを過剰に発現する肺がん細胞株NCI-H661細胞において,FERをsiRNAベクターによって発現抑制すると,細胞はアポトーシスに至ることが明らかになった.また肺がん切除例における病理標本での検討から,FER過剰発現例は原発性肺がんの約10%で過剰発現を認め,予後が不良であった.これらの結果を論文にて報告した.
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