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2012 年度 実績報告書

介護予防ハイリスク者に対する包括的介護予防プログラムの開発と検証

研究課題

研究課題/領域番号 23390175
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

安村 誠司  福島県立医科大学, 医学部, 教授 (50220158)

研究分担者 山崎 幸子  福島県立医科大学, 医学部, 助教 (10550840)
平井 寛  岩手大学, 工学部, 准教授 (20387749)
藤田 幸司  秋田大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (40463806)
藺牟田 洋美  首都大学東京, その他の研究科, 准教授 (60250916)
研究期間 (年度) 2011-04-01 – 2014-03-31
キーワード高齢者保健 / 介護予防 / 閉じこもり
研究概要

今年度は、昨年度の調査結果をもとに、訪問型の閉じこもり改善に向けたプログラムを開発し、秋田県にかほ市においてプログラムを実施した。対象者は、平成23年度に秋田県にかほ市での調査に回答したもののうち、「外出頻度が週1回未満」に該当し、在宅保健師らによる説明において、プログラムへの参加同意が得られた者とした。
プログラムは、在宅の保健師らにより対象者宅を訪問し、ロコモ体操に加え外出の自信を高める心理的支援を実施した。訪問回数は4回、電話での支援は約週1回とした。介入実施期間は約2か月であった。プログラムは平成24年9月から12月にかけて実施した。 介入対象者は、男性5人、女性11人の計16人であった。プログラム終了後、閉じこもりが改善したものは1人であったが、事前事後評価の分析の結果、開眼片足立ち(秒)、外出の自己効力感、WHO-5(うつ傾向)において有意な改善が認められた。また、閉じこもり改善にまではいたっていないものの、閉じこもり改善に向けた対象者の状態を測定する外出のステージでは、3人において改善が認められた。
また、その他の地域として、岩手県、および秋田県の2市においても、プログラムを実施しており、現在結果の分析中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

昨年度の調査結果を活用し、訪問型のプログラムを4案作成完了している。また、閉じこもり高齢者に本プログラムを適用し効果測定も完了しているため。

今後の研究の推進方策

本年度は、昨年度の介入対象者における予後を確認する。具体的にはプログラムの初回、および終了時と同様の指標における変化の確認、効果持続の促進、阻害要因についての検討を行う。あわせて、プログラムの改訂を図り、訪問型のプログラムを確立する。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 「閉じこもり」高齢者の介護予防事業およびサロン事業の認識状況の検討2012

    • 著者名/発表者名
      藤田幸司
    • 学会等名
      日本老年社会科学会
    • 発表場所
      佐久大学
    • 年月日
      20120609-20120610
  • [学会発表] 地域在住自立高齢者の「閉じこもり」と交通手段の関連の検討2012

    • 著者名/発表者名
      平井寛
    • 学会等名
      日本老年社会科学会
    • 発表場所
      佐久大学
    • 年月日
      20120609-20120610
  • [学会発表] 地域高齢者の外出頻度の関連要因 外出の自己効力感に着目して2012

    • 著者名/発表者名
      山崎幸子
    • 学会等名
      日本老年社会科学会
    • 発表場所
      佐久大学
    • 年月日
      20120609-20120610

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公開日: 2014-07-24  

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