研究課題
基盤研究(B)
本研究では膵癌のcancer stem cell維持に必要なnicheを標的とした新規治療法開発のため、cancer stem cellに関連する細胞形質の制御因子の同定と新たなcancer stem cellマーカーの機能解析を行った。検討の結果、IPMNに比べ膵癌で高発現がみられるmiR-197はp120 cateninの発現抑制を介して上皮間葉形質転換(EMT)を誘導することが判明した。また、膜蛋白質であるCDCP1の発現はcancer stem cell関連細胞形質維持に重要であることを明らかにし、BMP4・ERK経路によりその発現が制御されることを確認した。
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