研究課題
基盤研究(B)
肝発がんの原因のひとつである酸化ストレスをを引き起こす活性酸素種(ROS)は主にミトコンドリアという細胞内器官で産生されるが、C型肝炎ウイルス(HCV)はミトコンドリアを傷害するだけでなく、ミトコンドリアの品質管理(mitophagy)も傷害して恒常的な酸化ストレスを引き起こすことを明らかにした。また、卵巣摘出(閉経モデル)のHCV遺伝子導入マウスでは卵巣摘出という酸化ストレスに対する代償的な抗酸化機構が抑制されることを明らかにした。一連の成績はHCV感染女性が高齢になると肝発がん率が上昇し、男性と差を認めなくなる臨床的事実を説明しうる機序のひとつと考えられる。
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