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2013 年度 実績報告書

臓器連関と慢性炎症による心血管疾患発症・進展分子機構の解明と診断・治療法への応用

研究課題

研究課題/領域番号 23390203
研究機関東京大学

研究代表者

眞鍋 一郎  東京大学, 医学部附属病院, 講師 (70359628)

研究期間 (年度) 2011-04-01 – 2014-03-31
キーワードメタボリックシンドローム / 心不全 / 臓器連関 / 慢性炎症 / 脂肪酸
研究概要

我々はこれまでに、肥満した脂肪組織に明確な炎症が生じること、さらに、肥満脂肪組織から分泌が増加する遊離脂肪酸が、血管と膵ランゲルハンス島で炎症を惹起することを明らかにした。これらの結果は、メタボリックシンドロームと、動脈硬化性心血管疾患、糖尿病や慢性腎臓病の発症・進展において、慢性炎症が重大な役割を果たすこと、また、これら臓器は密接に連関しながら、病態が進行することを示唆する。そこで、本研究計画では、臓器連関、特に脂肪と心血管系、腎臓・骨格筋と心臓との連関によって、どのようにして炎症プロセスと臓器機能障害が誘導・進展するのか、その分子機構を検討し、肥満やメタボリックシンドロームで心血管・代謝・腎疾患が発症・進展する分子メカニズムを明らかにすることを目的とした。
①遊離脂肪酸による心機能障害と血管病変形成機序の解析(心-脂肪連関)に関しては、肥満脂肪細胞からの放出が増加する遊離脂肪酸、特に飽和脂肪酸の役割に着目した解析を行う。心臓への飽和脂肪酸投与を行い、その心臓への影響を検討し、炎症シグナルを活性化することを見いだした。
②腎臓特異的な遺伝子改変マウスを用い、このマウスにおける心臓のフェノタイプ解析によって、心腎連関による心臓の適応応答に組織常在マクロファージが重要なことを見いだした。

現在までの達成度 (区分)
理由

25年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

25年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Saturated fatty acid palmitate aggravates neointima formation by promoting smooth muscle phenotypic modulation2013

    • 著者名/発表者名
      Shen, H
    • 雑誌名

      Arteriosclerosis, Thrombosis, and Vascular Biology

      巻: 33 ページ: 2596-2607

    • DOI

      10.1161/atvbaha.113.302099

    • 査読あり
  • [学会発表] Cell-cell Interactions in Cardiac Adaptive and Maladaptive Responses2013

    • 著者名/発表者名
      Manabe I
    • 学会等名
      BCVS2013
    • 発表場所
      ラスベガス
    • 年月日
      2013-07-22

URL: 

公開日: 2015-05-28  

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