研究課題
基盤研究(B)
児童虐待が成人後のうつ病発症のリスク・ファクターになることが知られており、そのメカニズムの解明と治療法の開発が急務である。そのメカニズムを解明するために、生後3週齢のラットにストレスを負荷した。その結果、成熟後のラットにうつ様行動が観察され、セロトニン神経の起始核である背側縫線核においてセロトニン合成酵素TPH2のタンパク量増加が観察された。その影響は選択的セロトニン再取り込み阻害薬の繰り返し投与によって部分的に改善することが見出された。このように、選択的セロトニン再取り込み阻害薬の投薬によって虐待による悪影響が部分的に緩和できる可能性が示された。
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